発行された株式を買うことで会社へ出資し、
見返りとして会社の利益の中から
出資の割合に応じた配当をもらうのが本来の姿ですが
現在の資産形成のための投資とは
資産を増減させるゲームやギャンブルの色合いが強くなっていますよね。
株式市場に集まったお金を綱引きで取り合っているようなもので
勝つ人がいれば、その分負ける人もいる
儲かった人の金額だけ損した人がいるということです
NISAなどで資産形成をうたって株式の取引に参加させようと
さも、投資しないと損という論調があふれていますが、
さて実際そうなのでしょうか?・・・
まず、参加させたい派の一つが政府ですよね
・株価を上げたい
(単純に株式市場の総額が1.5倍になれば株価も1.5倍になるからね)
・預金のままでは税金が取れないけど、株式だと売買益が発生し、
そこから税金がとれる
次に参加させたいのは株式の関係者や すでに参加している人です
・証券会社や銀行も投資家の資産の増減にかかわらず売買手数料が入ってくる
・すでに株を持っている人からすれば、株価を上げてくれて売り抜けできるとか
損失を軽減できるなど。
そして、このゲームに有利なのは、より多い資産を持っている人(組織)ですよね。
私の100万円の感覚が、1円くらいの損得感覚です
それに私が売買しようが株価は変動しませんが
大口で売られると一気に株価が下がりますよね。
相場を動かせるか否かでも有利不利は明らかです。
次に株は知識と情報収集力が大切ですよね
ある程度、働いていたことのある業界方面で自信がある
という方もいらっしゃるかもしれません
しかし、私たちが知るときには既に遅いのです。
新しい技術を開発したとか、どうやら決算をごまかしているようだとか
世に出る前の情報(会社や業界の内情)を知る情報網が大切ですよね
つまり情報のスピードです
まあ普通そんなの一般人には、ほぼ無理ですけどね
でも大きなところは事前に情報をキャッチして先に動くので
結局、大きなところ側にいたか?いないか?の
ギャンブルとかわらない。
一般人では情報量も知るスピードも低いですからね
ということで、個人的には
素人がする株式投資は運任せの性格が強く、おすすめしません。
退職金など、あてにしている老後資産は置いておきましょう。
さて、では株で儲けるられるは嘘なのでしょうか?
そうではありません。ラッキー以外で儲けている人は
デイトレードなど比較的短期で低めの利益率でも
回数をこなして増やしている人でしょう
各銘柄の相場感を把握しており、株価の動きのメカニズムを
理解していることはもちろん、常に値動きをチェックできる人。
そして、精神力が強くないと出来ないですよね
株に投資するなら
・人からの勧誘は詐欺だと疑うこと(失礼ながら私やあなたに直接おいしい話は来るはずがない)
・人に任せない預けない
・止め時を決めておく(株価は変動するので変動しない資産で。こまめにルール設定は見直して守る)